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「人生は、飛び込んでみないと分からないもの。勇気を出して一歩踏み出してみると、新しく開けていく世界がそこにあるということに気付かされる」。

こうおっしゃる猪岡愛佳さんを、今回の「丁寧な暮らしと人々」でご紹介させていただきます。愛佳さんは、中南米の現地デザイナーと共同で制作した作品を販売する「JOËL」を立ち上げながら、ビジネスを通した社会貢献を目指しています。どんな思いでこの事業を立ち上げたのか、そしてその思いを支える愛佳さんの「丁寧さ」は何かということをお伝えします。

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今回、お話を聞かせてもらった猪岡愛佳さん
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留学時代
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調査先のベトナム


愛佳さんは学生時代を海外で過ごし、途上国開発について研究してきました。そこで、世の中の構造的なゆがみ、また人間が人間らしく生きていくための条件について考えさせられる体験をしてきたと言います。

フィールド調査では、睡眠時間もなく一日中キャベツ切りをするなどの過酷な労働環境で生活していかざるを得ない人々の姿や、家庭の事情で売られた子どもを保護する施設で彼らが直面している現実を目の当たりにしました。

そして支援することだけでは人々の人間らしい生活にはつながらず、むしろ精神的なゆがみをもたらす可能性があると感じていたと言います。

卒業後は、外務省や民間企業の人材育成部門に勤務。働きながらも、途上国の現場で見た現実が頭から離れず、やがて自分のすべきことは何か、自分の心が本当に求めることについて考えるようになったそうです。

思索を重ねるうちに、人と人とのつながりをもっと大切にしていきたいということに気付き、それらの思いと国際協力の経験を、ビジネスという形で展開することを決意した愛佳さん。

「家族が病気になったことがきっかけで、限られている自分の命を何に使うのかということをより深く考えるようになった」と言います。
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JOËLのアクセサリー
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ビジネスパートナーのJorge Sepúlveda氏

「各国の文化・人びとの魅力を尊重し、分かち合いながら(=Inclusion)、共に成長していきたいという想いを形にしたかった」という愛佳さんと共鳴しあったのが、現在取引をされている生産者さん。「A World For Inclusion」をJOËLのブランドコンセプトに掲げているのも、「競争によって発展する時代から、皆でシェアし合い協調していく時代が始まっているから」だと言います。


そんな愛佳さんの想いを支える「丁寧な暮らし」とは、「自分軸を作り、自分の人生をどう生きていくか」と、思索を重ねること。

「自分を俯瞰し、自分に問い続けること。意識して、自分軸を見つけていくことを大切にしています。私は留学を決めた頃から今日まで、不器用ながらも自分の足で新しい世界に飛び込んできました。思い切って開けた扉の向こうには、自分の知らない新たな世界があることに気づかされます。そしてこの『飛び込む』ことが、更に自分軸を作り上げ、自分自身の人生にもつながっていくことにもなるのです」と語ってくださいました。

人とのつながりを喜びながら、自分軸を作り上げていく大切さをシェアしていただきました。新たな扉を開けることの大切さが、1192自身にもズッシリと響いてきました。
JOËL立ち上げの最中でご多忙にも関わらず、ご協力くださりありがとうございました!

◆JOËLのフェイスブックページはこちら (Click!) 

※写真は、最上部のもの以外は、愛佳さんよりお借りいたしました。
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フェアトレード認証を受けている生産者パートナーの皆さんと愛佳さん。

「大学時代にね、バッタリあなたのママに旅先の京都のカフェで会ったの」。「へぇ~」と目をキラキラさせながら話を聞いてくれる友人の子どもに、私は続けて、「あなたのパパとママはねー。ふふふ♪そのあと京都の大学で出会ったのよ❤」と言うと、「わぁ〜❤❤❤」とクスクス笑うモナちゃんは、思わず抱きしめたくなるほどに愛くるしい。

モナちゃんを含む二人の子どもをフランスで育てている立花裕美さんを、今回、《丁寧な暮らしと人々》でご紹介します。数年ぶりに横浜で再会し、海外生活における子育てや、子どもにどのように向き合っているのかということを取材させてもらいました。
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裕美さんはフランス出身のダミアンさんと結婚し、大阪で生活をスタートさせます。長女モナちゃんが生まれて8ヶ月後。3.11が起こったことをきっかけに、フランスで子どもを育てることになりました。

「自分の時間がなくなって、とにかく毎日をこなすのに必死という意味では、日本でも海外でも子育ての大変さは同じ。あえて言えば、言葉の壁。日常的なフランス語は問題ありませんが、役所や病院などの大事な場面では夫にもついてきてもらうようにしています。こういう時は夫に負担をかけてしまうことにもなるので、言葉は積極的に頑張っています。長女のモナは、私や日本人とは日本語で、夫やフランス人とはフランス語で話すというふうに使い分けを始めました。因みに、夫と私は日本語で会話しています。

●家族のサポート
次女のリアちゃんが生まれてからは、大変さに磨きがかかったという裕美さんの助けになっているのが、「お母さん」を支える家族の助け。
「普段から夫が家事や育児を手伝ってくれるので、大助かり。出産の際には2週間の産休が取れるので、次女の出産の時にも産後すぐに夫がいてくれたのは助かりました。ダミアンが特別というより、ベビーカーを押している“パパ”をよく外で見ます。また、フランスでは、おじいちゃんおばあちゃんも大活躍しているなという印象。義理の両親も、わざわざ車を8時間以上走らせて様子を見に来てくれます」とのこと。

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ダミアンさんは家事・育児にも積極的
●国のサポート
仕事の関係などで、家族が支えられないケースもあるのではないかと思いますが、そこは国の制度でカバーできると言います。
「フランスではビックリなことに、産後三ヶ月で女性も職場復帰するのが普通。その為、託児所が充実している他、自宅で子どもを預かるアシスタントマターネルの制度も機能しています。さらに、『主婦も一人になる時間が大切』という考え方と、『ママ以外の大人や、同年代の子どもと触れ合うことは子どもの社会性を育てる』という方針がマッチして、専業主婦である私も、子どもを週に二回、午前中の3時間。それに、月に一度は丸一日預かってもらえるので、ホッと一息つく時間をとることができます。一人で散歩するだけでもリフレッシュできるので、この制度は嬉しいですね。時には家の掃除で終わってしまうことも」と笑う裕美さんが、一人になった時の時間の使い方は、読書。
「本を読むことで、慌ただしい生活の中に感動をおぼえたり、新しい知識や情報を得ることができるので、生活を客観的に見直すための貴重な時間となります。自分自身のことだったり、子どもへの接し方だったり、次は夫にこんなことを相談してみようと考える時間が与えられることで、毎日を改善していくことにつながります」。


≪子どもを育てるようになってからは、自分自身も成長≫

家族が増えたことで、何か自分の中に変化があったかを聞いてみました。
「これまで小さな子どもと触れ合うことがなかったので、赤ちゃんがどのように成長していくのかが分かりませんでした。何もかもが初めての経験だけど、子どもの成長を間近で見ていくことは驚きも喜びもたくさん。面白いし、貴重な経験だと思っています。こちらが発したものを全て吸収していくたくましさを感じると同時に、自分の言動を強く意識するなど、責任を感じるようになったことが一番の変化。親としての自覚を持つことで、自分自身も成長していると感じている毎日です」と語る裕美さん。具体的な方法をいくつか教えてもらいました。例えば、声がけについて。
「褒める時はもちろん、注意する時は、手を止めて、きちんと目を見て、そしてわかりやすい言葉を選んで説明すること。同じことがあっても、何度でも説明すること。ポイントは、忙しくても、イライラしていても、何かしている時でも。特に長女は今“何で?”を連発する時期だけど、どんな質問にもきちんと受け止めてちゃんと話をしていきたいと思う」と語る。また日本語については、母親である彼女の言葉が直接影響するので、「言葉を吟味して、心ある言葉で娘たちに語っていきたい。娘たちとは継続して日本語で会話をしていきたいし、日本語に興味を持ってもらいたい」と語る裕美さん。日本語の絵本を読むことが日課になっているそうです。
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日本語の絵本を読むことが日課

≪裕美さん流「丁寧な暮らしとは」≫

裕美さんの在り方の軸になっているのは、「ナチュラル」と「シンプルさ」。生活そのものをシンプルにしていくことによって、大切なものが見えてくるといいます。
そのような生活に目覚めたのは、大学時代に一人暮らしを始めてから。自分自身やその生活の仕方と向き合うようになったことと、環境や途上国のことなど学ぶ中にヒントがあったと言います。
「学生である自分の恵まれた現状に気づいたことが大きい。自分の生活も持ち物も、普通だと思っていた、というよりも、それが当たり前だと思っていました。視点を世界に広げてみると、それは決して当り前ではない状況だということを実感すると同時に、物がなくても生活していけるんじゃないかと思ってからは、徐々に本当に必要と思うものだけを持つように改善してきました」という裕美さん。

●エネルギーをできるだけ使わない
「無駄なエネルギーを消費しない生活、より環境への負荷が少ない生活へということも意識。結婚後の生活ではテレビとエアコンは設置せず、現在は車を持たないという選択をしています。フランスは基本的に車社会ですが、私たちは住んでいるところはトラムが走り、バス網もしっかりしていて便利。さらに車や自転車シェアリングのシステムもあります。まずは自分が動くということも基本にしているので、迷わず車は持たないと決めました」。

●買い物にも気をつかっています
食料は特に地産地消を意識しながら、オーガニックなものやフェアトレードの製品も選択肢として取り入れているという裕美さん。日本では高級スーパーやなかなか見つけられない自然食品専門のお店に行かないと買えないものが多かったりしますが、フランスではマルシェ(市場)が生活の一部として根付いており、裕美さん宅の近くにある広場でも週に1回開かれるので、毎回カートをコロコロ引きながら足を運ぶそうです。
「マルシェのいい点は、お店の人と話しながら買い物できること。おすすめ品や商品の詳しい説明、今晩食べるのにちょうどよく熟した果物をプロの手で選んでもらえることが魅力的。近郊で採れたオーガニックの野菜や乳製品など、新鮮なものが買えることも良い点です」と語る裕美さん。
もちろんオーガニック商品を専門的に取り扱うスーパーもあり、化粧品や洗剤なども含めて手に入りやすい環境にあるようです。
「このように生活をシンプルにすると共に、自分にも家族にも、住んでいる地域にも、環境にも優しい生活をしていきたいと思っています。これは私の生活や生き方のべースとなっている考え方。この先どこに住んでいても続けていく私にとっての丁寧な生活と言えると思っています」という言葉で締めくくってくれました。
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いかがでしたか?
裕美さんのシンプルさは、出産時にも。初めての出産は一般の病院ではなく、助産院で助産師さんによる出産。次女、リアちゃんの時は助産師さんとフランスの自宅でしたそうです。
不安はなかったの?と聞いてみると、「人生の中で何度も味わえない貴重な出産を、医療介入されずに自然に生みたくて。特に自分の体に備わっている生む力と、赤ちゃんが産まれてくる力、そして出産の自然の流れを尊重したリラックスしたお産がしたかったし、赤ちゃんは自然のシステムでシンプルに生まれてくる。多くの設備は必要としないことを実感しました。2回目の出産は、自宅での自然な出産が、経験豊かな助産師さんにサポートしてもらいながら実現できたことは本当に贅沢な経験だったと思っています。フランス人の友達に『出産は自宅でしたわ』と話すと、『それ、違法じゃないの?』って驚かれるたりも」なんて笑う裕美さん。

今後のシンプルライフも気になります。
忙しいところ、取材に応じてくれただけでなく、校正も丁寧に対応してくれてどうもありがとうございました~。


「夫婦のうちのどちらかの目的は、二人の目的でしょ。いつか俺だって絢ちゃんに協力してもらう時が来るかもしれない。お互い様で、それが夫婦ってものじゃないか」という旦那さんからの言葉が後押しして、内林絢子さんはフランス留学を決心しました。
そんな彼女の毎日は、パリに暮らしながら歌と音楽を学ぶ芸術三昧。

≪丁寧な暮らしと人々Vol.4≫は、「歌うことは、信念を貫くこと」という歌手の内林絢子さんをお伝えします。
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生活は、人とパリの風景とつながっています
■自由に自己表現できる場所

自由のシンボルでもあるフランス。絢子さんによると、「自己表現で溢れている」ことを強く感じるといいます。「例えば、それぞれが好きな服を着て、好きなことを好きなタイミングで話し、好きな時にキスをする。この環境下だからこそ、『自由に表現して歌いなさい』と言われた時、本当に自由な表現が可能になる」と絢子さん。
フランスで学ぶことの大きな収穫は、自由に表現できるかどうか。
「日本でも一生懸命自由になろうとしたけれど、どうすれば自由なのかが分かっていなかった。それはここに来て分かったこと」。
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風景、人、歴史的遺産、活きたフランス語からも常に学べることが心地良い

さらに日本との違いをこう続けます。

「どんなレベルであれ、芸術することがオカシイコトではないのが心地いい。日本に憧れる海外の芸術家が大勢いることや、日本の美や奥ゆかしさが好きでもあるけど、日本では「歌を勉強して稼げるの?」とか、「趣味でやっているの?」と聞かれることが多く、「ずいぶん失礼な質問だなー」と思うし、芸術が育ちにくいと感じることもあります。フランスでは、「私は歌手だよ」と言うと、「へぇ!どんな歌を歌うの?コンサートはするの?」とこんな感じで話がはずんでいく」。
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■きっかけは、放課後のカラオケ

高校時代に友達2人とカラオケで8時間歌い続けた時に、「いくら歌っても飽きない」と思い、歌の道に進むことを決めてから13年。フランス歌曲は10年、歌い続けている絢子さん。留学の理由は、「フランスの空気、文化、生きた言葉などから、歌に込められた正確なニュアンスを理解したかった」から。「雨」という言葉一つとっても、日本語で連想される雨とフランスで降る雨の感覚は違うといいます。それをどう表現するかは、現地に行ってみないと分からない。

そんな彼女の夢を後押ししてくれたのは、夫の寛(ゆたか)さん。自分の目的だけのために、寛さんに辛い思いをさせていいものか迷っていた時に、「夫婦どちらかの目的は、二人の目的」と言ってくれたこと。「お互い独立しながら愛し合う。これってカッコイイ夫婦じゃないか、と思った」と笑う絢子さん。
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どうしたら、よりフランス歌曲として歌えるか
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パリでの日常
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芸術を身近に感じます

■丁寧な暮らしは、フランス歌曲を分析することと同じ

「歌う時は、詩のあらゆる解釈から、より可能性のあるものを選びとることや、どの様に歌うべきかを考えることが重要になる。作曲家によって許される演奏とそうでないもの、楽譜にはっきりと書かれた指示、先生から受ける指導など、いくつものことを踏まえながら、音楽を作り上げていく。そうした丁寧な作業の上に、洗練された清潔感のある演奏が生まれていく。

私にとっては生活も全く同じ。目の前や自分自身に起こっている事柄に、ただ喜んだり、嘆いたり、落ち込んだり、悩んだりする事で終わってしまうことは無意味。なぜそれが起こったのか、そこから何が生まれるのか、どうすれば滑らかに次へ続くのかを分析する。そうすることで、疎ましさや憎さを覚えることなく相手を尊重できるし、自分自身の変化にも繋がっていく。日々の生活の中に起こることを一つひとつ分析し、消化していくこと。それが私の考える丁寧な暮らし」。


いかがでしたか?
絢子さんの優しくもファンキー、それでいて繊細な人柄をこうして文にまとめることができて嬉しく思います。
「忙しい時の分析って、どうしているの?」と尋ねたところ、「消化できないほど忙しい時は心がモヤモヤしてくるから、リズムを生活に取り戻す為にも、歌う時みたいに深呼吸」と教えてくれました。これなら私でもできそうです!
多忙なところ、取材を快諾してくださって本当にありがとうございました~。
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下地奈緒さん。自作のリースと共に

暮らしを楽しく飾ることは、心も飾ること。

2011年3月9日。
「フェアトレード活動をしている人で集まって、イベントしようよ」と誘われて参加した「ぎわいフェスタ」。そこでプリザーブドフラワーのミニリースなどを販売していたのが、今回ご紹介させていただくatelier nuの下地奈緒さんでした。
以来、La foret de 1192の家に飾るクリスマスリースは、毎年、奈緒さんが作って下さっています。

#友産友消
atelier nuは、「ころがる温もりをていねいに彩って、暮らしを飾る」をテーマにしており、奈緒さんの手にかかれば、不要になったものですら、ちょっとした小物に大変身。
例えば、半端に残ってしまった毛糸をボンボンにしてリースに混ぜたり、布の端切れを花の様にして使ってみたり・・・という具合。
そこで、なぜ捨ててしまうような物に注目しているのかを伺いました。

「ゴミになる物の中には、違う視点でみれば新しく活かされる道があると思っています。不要な物の形を変えることで、暮らしにおける価値観が変わっていくのではないかと感じました。今まで捨てられずに放置されていた不要な物の用途を変えていくことは、オリジナルでクリエイティブなこと。私にとってそれが意味することは、幸せを形作ることです。そうしていく中で、行動や考え方にも変化が生まれると思っています」。

視点を変えることで、生み出されていくオリジナリティ。そのことを大事にしているだけあって、お客様から「変わっていて、いいわね」や、「あなたらしい」と言ってもらえることが、一番嬉しいそうです。
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下の部分はシナモン
奈緒さんの考える「丁寧な暮らし」とは

「作れるものは作る、そして自分らしく、自分たちらしくというのを大切にする暮らし。そこが満たされるか満たされていないかは大問題です」。

「つくる」ことに全く抵抗がない奈緒さん。その秘密は…。
「幼いころから造形教室でいろんなものをつくったり、描いたりしていたので、イメージして手でつくるというのが大好きなんです。ちょっとかわったデザインを思いついて、それを形にできた時、またそれを評価してもらえた時はとても嬉しいです。今後は、多方面の不用品とのコラボレーションとかしてみたいですね」と抱負も教えて下さいました。
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愛らしいリースの数々

奈緒さんからのメッセージ

「自宅で栽培したバラの実から、ゴミになる予定だった不要なものまで、atelier nuの制作は見た目も材料もオリジナルがたくさんです。暮らしを楽しく飾ることは心も飾られますよ。今後の展開をお楽しみに」。
atelier nu  (Click!) 


11月2~3日にかけて行われた逗子のコミュニティパークにて、生ごみ処理装置「キエーロ」の考案者、松本信夫さんから、被災地におけるキエーロについてお話を伺いました。
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株式会社キリガヤの桐ケ谷覚さん(左)とキエーロ考案者の松本信夫さん(右)

コミュニティパークの(株)キリガヤさんブースで展示販売されていたのは、陸前高田市で作られているキエーロ。地元の元大工さんが、現地の間伐材を使用して作っておられるそうです。
思わずキエーロに近寄ってクンクンしてみると、杉の良い香り。「陸前高田」の焼印もカッコイイ♪

「現地では、一日に一台を作るペース。需要がけっこうあって、キエーロを作っている人は、月に4万円くらいの現金を手にすることができるようです。何よりも、仮設住宅暮らしになり、引きこもりがちで下向きだった気分が、キエーロを作ることによって身体を動かし、心が晴れていくというのを聞いて嬉しいですね」と松本さん。

逗子市商工会議所を中心にした、キエーロを通じた被災地支援。
(商工会議所が陸前高田市にキエーロを発注→→→陸前高田市の元大工さんが作り→→→逗子市内で販売。キエーロは、仮設住宅でも使用されています)

松本さんご自身も、何度も被災地に足を運ばれています。
ご本人から直接お話を伺って、ほっこりさせられました。
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土の上に置いて使うタイプ
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松本さんの奥さんが使い方を実演
≪そもそもキエーロとは?≫

生ごみを短期間で土に変えてくれる、生ごみ処理装置のこと。仕組みはシンプルで、土の中の微生物が生ごみを分解しています。夏だと、5日程で跡形もなくなる生ごみ。しかも良質な土ができるので、家庭菜園にはもってこいです。

「ゴミの日まで生ごみが出せないと匂いが気になるけど、キエーロのおかげでそういうことも今はないわ」と松本さんの奥様が以前おっしゃられていたのを思い出しました。

松本さんが考案されたキエーロの詳細。ぜひHPでご覧になってくださいね。
キエーロHP  (Click!) 
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松本家で使用しているキエーロ
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キエーロの中で育っていた野菜
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「丁寧な暮らしと人々」
La foret de 1192のテーマである「丁寧な暮らし」。
生活の中にとけ込む「丁寧に生きる」アイディアを、人物にフォーカスしてお届けします。
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