もう25年も前のこと。
私が小学校から家に帰ると、なぜか新聞を広げて我が家の台所でくつろいでいたお隣りのSちゃん。
コーヒーを豆から挽き淹れて、なんてことない話をしていると、「修ちゃん来てる?」と、なんとなしにご近所さんが集まって来ていました。
その流れで、皆さんとご飯を一緒に食べることも。

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毎秋、栗の季節になると思い出すご近所の物語。

秋にそんな不思議なSちゃんからお招きいただいた芋炊きは忘れもしません。
芋炊きそのものも美味しかったけれど、私たち小学生が近くの栗畑で栗を拾って来て、
「落ちてたから焼いて☆」とSちゃんに手渡せば、
「栗は落ちて何ぼやけん、人んちの栗拾うなよー」とブゥブゥ言いながら、でもバヂッと栗がいうまで焼いてくれた時のあの面白さと栗の味。

ふふふ~と楽しくて、ほっこり甘い。

「もっと拾って来ていい?」
「だめ」
「えー、美味しいのにぃ」

そんなやり取りで楽しんだことも思い出します。


フェアトレードに関わりながら、コミュニティデザインをやってみようと思ったのは、そんな田舎での経験が私を支えているからです。

いつもワイワイ楽しい。

決して、そんな空気感だけだったとは思いませんが、少なくともそういう思い出が今でも色鮮やかに残っているのは、Sちゃんのおかげだったとも言えます。ほんとありがとう。

そんな感謝の気持ちが自然に湧いてくるのが、秋。

またSちゃんにも、いつか会える日があると信じて。
もう少し、フェアトレードとコミュニティデザイン、続けます。