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三浦の河津桜まつりへ。
朝からどんより曇っていたせいか、見事な桜が咲いている土曜日なのに、人はまばら。
お散歩しながら、思いきり春の色を楽しみました。

そして会場の周りには、三浦大根やキャベツなどがスクスク成長していました。
と、そんなところでこんなものを発見!

やるしかないでしょう!
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衝撃的な看板
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というわけで♪
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持ち帰るのが大変なほど大きな大根
その後。
奇跡的な再会を2週間前に果たした彩子ちゃんが城ケ島の「つるや食堂」でイベントを開くというので行ってきました。
着いた時にはちょうど第五福竜丸のお話会真っ最中。
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彩子ちゃんにも無事に会えました。彩子ちゃんちの畑で採れたブロッコリーとオーガニックレモンをいただいて、大満足の内に帰りました。さっそくレモンは、ドレッシングに。翌日はホットレモンにして飲みました。

「大学時代にね、バッタリあなたのママに旅先の京都のカフェで会ったの」。「へぇ~」と目をキラキラさせながら話を聞いてくれる友人の子どもに、私は続けて、「あなたのパパとママはねー。ふふふ♪そのあと京都の大学で出会ったのよ❤」と言うと、「わぁ〜❤❤❤」とクスクス笑うモナちゃんは、思わず抱きしめたくなるほどに愛くるしい。

モナちゃんを含む二人の子どもをフランスで育てている立花裕美さんを、今回、《丁寧な暮らしと人々》でご紹介します。数年ぶりに横浜で再会し、海外生活における子育てや、子どもにどのように向き合っているのかということを取材させてもらいました。
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裕美さんはフランス出身のダミアンさんと結婚し、大阪で生活をスタートさせます。長女モナちゃんが生まれて8ヶ月後。3.11が起こったことをきっかけに、フランスで子どもを育てることになりました。

「自分の時間がなくなって、とにかく毎日をこなすのに必死という意味では、日本でも海外でも子育ての大変さは同じ。あえて言えば、言葉の壁。日常的なフランス語は問題ありませんが、役所や病院などの大事な場面では夫にもついてきてもらうようにしています。こういう時は夫に負担をかけてしまうことにもなるので、言葉は積極的に頑張っています。長女のモナは、私や日本人とは日本語で、夫やフランス人とはフランス語で話すというふうに使い分けを始めました。因みに、夫と私は日本語で会話しています。

●家族のサポート
次女のリアちゃんが生まれてからは、大変さに磨きがかかったという裕美さんの助けになっているのが、「お母さん」を支える家族の助け。
「普段から夫が家事や育児を手伝ってくれるので、大助かり。出産の際には2週間の産休が取れるので、次女の出産の時にも産後すぐに夫がいてくれたのは助かりました。ダミアンが特別というより、ベビーカーを押している“パパ”をよく外で見ます。また、フランスでは、おじいちゃんおばあちゃんも大活躍しているなという印象。義理の両親も、わざわざ車を8時間以上走らせて様子を見に来てくれます」とのこと。

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ダミアンさんは家事・育児にも積極的
●国のサポート
仕事の関係などで、家族が支えられないケースもあるのではないかと思いますが、そこは国の制度でカバーできると言います。
「フランスではビックリなことに、産後三ヶ月で女性も職場復帰するのが普通。その為、託児所が充実している他、自宅で子どもを預かるアシスタントマターネルの制度も機能しています。さらに、『主婦も一人になる時間が大切』という考え方と、『ママ以外の大人や、同年代の子どもと触れ合うことは子どもの社会性を育てる』という方針がマッチして、専業主婦である私も、子どもを週に二回、午前中の3時間。それに、月に一度は丸一日預かってもらえるので、ホッと一息つく時間をとることができます。一人で散歩するだけでもリフレッシュできるので、この制度は嬉しいですね。時には家の掃除で終わってしまうことも」と笑う裕美さんが、一人になった時の時間の使い方は、読書。
「本を読むことで、慌ただしい生活の中に感動をおぼえたり、新しい知識や情報を得ることができるので、生活を客観的に見直すための貴重な時間となります。自分自身のことだったり、子どもへの接し方だったり、次は夫にこんなことを相談してみようと考える時間が与えられることで、毎日を改善していくことにつながります」。


≪子どもを育てるようになってからは、自分自身も成長≫

家族が増えたことで、何か自分の中に変化があったかを聞いてみました。
「これまで小さな子どもと触れ合うことがなかったので、赤ちゃんがどのように成長していくのかが分かりませんでした。何もかもが初めての経験だけど、子どもの成長を間近で見ていくことは驚きも喜びもたくさん。面白いし、貴重な経験だと思っています。こちらが発したものを全て吸収していくたくましさを感じると同時に、自分の言動を強く意識するなど、責任を感じるようになったことが一番の変化。親としての自覚を持つことで、自分自身も成長していると感じている毎日です」と語る裕美さん。具体的な方法をいくつか教えてもらいました。例えば、声がけについて。
「褒める時はもちろん、注意する時は、手を止めて、きちんと目を見て、そしてわかりやすい言葉を選んで説明すること。同じことがあっても、何度でも説明すること。ポイントは、忙しくても、イライラしていても、何かしている時でも。特に長女は今“何で?”を連発する時期だけど、どんな質問にもきちんと受け止めてちゃんと話をしていきたいと思う」と語る。また日本語については、母親である彼女の言葉が直接影響するので、「言葉を吟味して、心ある言葉で娘たちに語っていきたい。娘たちとは継続して日本語で会話をしていきたいし、日本語に興味を持ってもらいたい」と語る裕美さん。日本語の絵本を読むことが日課になっているそうです。
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日本語の絵本を読むことが日課

≪裕美さん流「丁寧な暮らしとは」≫

裕美さんの在り方の軸になっているのは、「ナチュラル」と「シンプルさ」。生活そのものをシンプルにしていくことによって、大切なものが見えてくるといいます。
そのような生活に目覚めたのは、大学時代に一人暮らしを始めてから。自分自身やその生活の仕方と向き合うようになったことと、環境や途上国のことなど学ぶ中にヒントがあったと言います。
「学生である自分の恵まれた現状に気づいたことが大きい。自分の生活も持ち物も、普通だと思っていた、というよりも、それが当たり前だと思っていました。視点を世界に広げてみると、それは決して当り前ではない状況だということを実感すると同時に、物がなくても生活していけるんじゃないかと思ってからは、徐々に本当に必要と思うものだけを持つように改善してきました」という裕美さん。

●エネルギーをできるだけ使わない
「無駄なエネルギーを消費しない生活、より環境への負荷が少ない生活へということも意識。結婚後の生活ではテレビとエアコンは設置せず、現在は車を持たないという選択をしています。フランスは基本的に車社会ですが、私たちは住んでいるところはトラムが走り、バス網もしっかりしていて便利。さらに車や自転車シェアリングのシステムもあります。まずは自分が動くということも基本にしているので、迷わず車は持たないと決めました」。

●買い物にも気をつかっています
食料は特に地産地消を意識しながら、オーガニックなものやフェアトレードの製品も選択肢として取り入れているという裕美さん。日本では高級スーパーやなかなか見つけられない自然食品専門のお店に行かないと買えないものが多かったりしますが、フランスではマルシェ(市場)が生活の一部として根付いており、裕美さん宅の近くにある広場でも週に1回開かれるので、毎回カートをコロコロ引きながら足を運ぶそうです。
「マルシェのいい点は、お店の人と話しながら買い物できること。おすすめ品や商品の詳しい説明、今晩食べるのにちょうどよく熟した果物をプロの手で選んでもらえることが魅力的。近郊で採れたオーガニックの野菜や乳製品など、新鮮なものが買えることも良い点です」と語る裕美さん。
もちろんオーガニック商品を専門的に取り扱うスーパーもあり、化粧品や洗剤なども含めて手に入りやすい環境にあるようです。
「このように生活をシンプルにすると共に、自分にも家族にも、住んでいる地域にも、環境にも優しい生活をしていきたいと思っています。これは私の生活や生き方のべースとなっている考え方。この先どこに住んでいても続けていく私にとっての丁寧な生活と言えると思っています」という言葉で締めくくってくれました。
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いかがでしたか?
裕美さんのシンプルさは、出産時にも。初めての出産は一般の病院ではなく、助産院で助産師さんによる出産。次女、リアちゃんの時は助産師さんとフランスの自宅でしたそうです。
不安はなかったの?と聞いてみると、「人生の中で何度も味わえない貴重な出産を、医療介入されずに自然に生みたくて。特に自分の体に備わっている生む力と、赤ちゃんが産まれてくる力、そして出産の自然の流れを尊重したリラックスしたお産がしたかったし、赤ちゃんは自然のシステムでシンプルに生まれてくる。多くの設備は必要としないことを実感しました。2回目の出産は、自宅での自然な出産が、経験豊かな助産師さんにサポートしてもらいながら実現できたことは本当に贅沢な経験だったと思っています。フランス人の友達に『出産は自宅でしたわ』と話すと、『それ、違法じゃないの?』って驚かれるたりも」なんて笑う裕美さん。

今後のシンプルライフも気になります。
忙しいところ、取材に応じてくれただけでなく、校正も丁寧に対応してくれてどうもありがとうございました~。


ぽかぽか温かい昼下がり。
護国寺近くの古民家、ギャラリー園で、予定していた4種プラスして、6種類のコーヒーを飲み比べながら、サードウェーブコーヒーを楽しみました。
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「この酸味すごい。目をつぶって飲んだら、コーヒーだとは分からないかもしれない」
「でも、嫌味じゃない酸味で美味しい」
「同じ木の種類で、同じブラジル産なのに、農園が違うとこうも味が違うのか」

などなど、参加して下さった方からは驚きの言葉が並びました。
また、「電動ミルと手動ミルだと味が違うかやってみようよ」という声も飛び出すなど、みんなで楽しくイベントを作り上げることが出来ました。
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意外と挽くには力がいる
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基本に忠実に
見た目は同じように見える豆にも個性があり、それを最大限に引き出して飲むサードウェーブ。
土や加工方法にこだわり、丁寧に作られたコーヒー。
これまでは、少量生産ゆえに大きな流通には乗せられない豆だったのが、間焙煎屋さんが直接現地に赴いて、「旨い!」コーヒーを見つけてくる時代になりました。
コーヒーもワインのように、作られる場所や年によって味が変わります。その時々の味を楽しめるのは、生産者と地元の人に美味しいコーヒーを提供したいという熱意で動いている焙煎屋さんのおかげ。
そして、コーヒーを飲む場所で人々が出会って、新たらしい何かが生まれていく。そんな空間もひっくるめて、サードウェーブなんだと思います。


「サードウェーブの発信地サンフランシスコ、行きたいね!」
「海外無理でも、ブルーボトルが都内に進出したらみんなで行こうか?」
「まずは今回使用した豆を焙煎している松屋珈琲店にも行ってみたい」
「自分たちで焙煎するのもいいね」
「私、ブルンジのコーヒーバイヤーやってみたいんです」
「はじめは東ティモールで研修してみたら?」
「夏に東ティモールの生産地に行くツアーやるよ。来ませんか?」
「ほんと?誘われたら私ほんとに行っちゃうよ」
「とりあえず、一日カフェやっちゃおうか」
「いいねー♪」
「Sさんとこの居酒屋さんでコーヒー出すとか?」
「うちは日本酒なんで・・・」
「サイフォンで熱かんとかどう?」
「熱すぎるでしょー」
こんな会話が、初めて出会った人たちと楽しくできたのは、ひとえにコーヒーのおかげ。
また、私の思いに賛同して場所を提供してくださったギャラリー園。
時間外でコーヒーのご相談にのってくださり、美味しい豆を準備して下さった松屋珈琲店。
弱気な私を励ましてくれたマリコさん。
たくさんのお礼を心から。
そして、当日ご来廊くださった参加者の皆さまにも。
本当にありがとうございました。